人生で1番高かった買い物は、クラリネット…?!
こんにちは!クラリネット奏者のピーナッツ🥜です。
前回までは私が芸大を受験するまでのことをお話ししました。
今日は楽器選びについて私の過去の経験と指導者としての両方から感じることをお話したいと思います。
私は中学校1年生でクラリネットを始めました。
最初は学校の古いヤマハの楽器を使っていました。
最初に使っていた楽器は正直ニオイがあまり良くなかったので嫌だな〜と思っていたのですが、
夏のコンクールメンバーに選ばれ
上級生が使っている楽器と同じ物を吹かせてもらえるようになったので
そこから1年くらいはビュッフェクランポンのE13を吹いていました。
入部した時から楽器が欲しいなとは思っていましたが
当然楽器は高価な物なので親には言い出せず
中2頃になって周りに楽器を買う人が増えたので
思い切って親に相談したところ
買ってもらえることになりました
クラリネットの講師の方が定期的に来ていたので顧問の先生、親、クラリネットの先生の3者が話し合い
趣味で続ける場合にも長く使える楽器を
ということになり
クランポンのR13を購入しました
楽器購入のタイミング、楽器の機種の選択は良かったと今でも思います。
楽器購入のタイミングについて
入部してすぐも購入検討する人もいます。
気持ちはよく分かりますが
私はなるべくストップをかけています。
楽器は高いからです。
指導者は自分が楽器を選定すれば選定料としてお金が入りますし
楽器屋さんとしても楽器を初めて情熱があるうちに楽器を購入してもらいたいと思っているので購入をガンガン推してきます。
ですが、
楽器には向き不向きがあります。
それは音楽的な才能云々ではなく
骨格の違いが大きいと思います。
クラリネットの場合には歯並び、顎の大きさ等が奏法に影響してきます。
ほとんどの人が問題なく吹けますが
歯を悪くしてしまう人
顎を壊してしまう人
も稀にいます。
正しい奏法で吹けていない場合もありますが
骨格の影響で吹くのが難しい人は必ずいます。
もちろん歯並びが悪くても
プロになっている人は大勢います。
ですが初心者などクラリネットの専門家に頻繁に見てもらえない環境下では自分で奏法を工夫しないといけなくなり体の故障に繋がることもあります。
体を悪くして断念するケースは意外と少なくないです。
また部活動で始めた場合は人間関係などで部活を続けられないこともあります。
そういったリスクも考えると1年は楽器を続けてから購入した方が良いでしょう。
楽器選び、機種、選定について
中高の吹奏楽界において楽器のメーカーや機種はパート全員で同じ物をと考えている部活はかなり多いです。
その考え方には良い面も悪い面もあると思いますが
自分が購入を検討した時に
買おうとしている機種についてよく調べていただきたいと思います。
部活の決まりなどで決められた機種を購入必須の場合は致し方がないですが
趣味の枠を超え音楽の道を志す時に使えるのか
趣味で続ける場合に長く使えるか(生涯つかえるかどうか)
楽器の特徴が強すぎないか
楽器はメーカーによって音のキャラクターや音程、システムが全然違います。
色々なメーカーがあり
どのメーカーも素晴らしい機種を揃えています。
どれが良いとかダメとかいうことではないのですが
長く楽器を使いたい場合
プロを含め日本で最も多くの人に使われ好まれているクランポンの楽器を選んだ方が良いと個人的には思います。
時々指導先で見かけますが、
部活で使う楽器をAmazonの1〜3万円あたりのクラリネットをポチッ
だけは絶対にやめるべきです。
音程が悪かったり故障が多かったりのトラブルが続き
楽器上達にはかなりの遠回りになります。
また合奏にも不向きです。
私が購入したクランポンのR13がなぜ良かったのか
機種の違いなど次回お話ししたいと思います。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!